Pásalo bien Barcelona

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La model バルセロナの元刑務所を訪ねる ①

バルセロナにある元刑務所「La Model」を訪ねました。

書きたい内容が何点かあるので、何回かにわけて投稿しようと思ってます。

 

La Model   (2019年10月現在)

La Model | Barcelona

無料開放日時:金 17:00-18:00   土 10:00-18:00  

La modelでは数々のアクティビティやスペイン語とカタラン語での施設内の無料ガイドもあるようです、予約等詳しい内容はHPを見てください。

 

メトロL5、Entença駅のEntença通り側を上がるとその高い塀に囲まれた建物がすぐ見えてきます。 「すき焼き、しゃぶしゃぶ用薄切り肉あります」と日本語で書かれた紙が貼ってあるお肉屋さんの前が入り口になります。

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スペイン語だとmodelo、oで終わるけど女性名詞なんですねえ。刑務所のスペイン語は「cárcel」と「 prisión」、いずれにしろ女性名詞だからなんでしょうね。
前を通ったときに「ここは刑務所のモデルになった場所だからmodeloと名づけられたんだよ」と男性が女性に説明してましたが本当のところはどうなんでしょうか。。。

113年の歴史を経て閉館した刑務所を将来どのように活用していくか、いまだ検討中なようです。既に一部は保育園として活用されていますが、その他レジデンシアや社会的施設に活用する案もあるようです。都市伝説?としては、ショッピングセンターやホテルになるという噂話も聞きましたが、近隣住民の反対もあるようでさすがにプロジェクトの中には含まれてませんでした。鉄線のある頑丈で古い建物で元刑務所というネガティブなイメージを払拭し、どのようにポジティブな活用が出来るかどうか将来が楽しみです。

入り口にあるスペースをぐるっと囲む建物があり、ここに刑務所で働く看守さんやその家族が住んでいたようです、奥のスペースには背の高いやしの木まであります。

刑務所をはいって左手にあるpaqueteriaというスペースでは1974年3月2日にSalvador Puig Antichの死刑の施行が行われ、花束が置かれていました。(現在のスペインでは死刑は禁止されています。)なんとも言えない空気が漂う場所でした。

次に右手には囚人がその家族や友人と面会出来るスペースがあります。訪ねる人がそれぞれの電話ボックスのような個々のスペースに入り、区切りの外側に囚人が来る形になっています。 ここでたくさんの涙が流れされていたのでしょう。

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